AIブログが稼げない理由|どこで止まっているかの切り分け
三橋竜彰・
AIで書いたブログが稼げないとき、原因は「AIで書いたこと」そのものではなく、収益に届くまでのどこかで止まっていることです。止まっている場所は3つに分かれます。
この記事は、その場所を特定するための切り分けです。運営者はSEO検定1級・ウェブ解析士として、AIでサイト設計から記事作成・公開・分析までを自動化する仕組みを自作し、複数の自社サイトで運用しています。本サイト自体がAIで記事を作っているサイトなので、その立場から実際に起きたことを書きます。
先にお断りしておくと、この記事は「こうすれば稼げる」という手順を示すものではありません。収益はテーマ・競合・商材の条件に大きく左右されるため、外から保証できるものではないからです。ここで扱うのは、どこで止まっているかを自分で判定する方法に限ります。
「AIで書いたから稼げない」は本当ですか?
そう単純ではありません。ただし「AIで書いても大丈夫」とも言い切れません。判定に入る前の段階で止まっているケースが多く、そこではAIかどうかがまだ評価されていないからです。
本サイトでは、立ち上げ当日に同じ作り方で公開した6本のうち4本が2〜4日で検索エンジンに登録された一方、残り2本は数週間たっても取得すらされませんでした。同じAIで、同じ日に、同じ手順で作った記事です。この差はAIの有無では説明できません。
つまり「AIで書いたから」を最初の答えにすると、実際に詰まっている場所が見えなくなります。
収益に届くまでの3つの関門
ブログが収益に届くには、少なくとも3つを順に通る必要があります。どれか1つでも止まっていれば、その先は動きません。
| 関門 | 状態 | 確認する場所 |
|---|---|---|
| 1. 取得・登録 | そもそも検索結果に存在しない | Search Consoleのページレポート |
| 2. 検索意図 | 表示はされるが読まれない・すぐ戻られる | 検索パフォーマンスのクリック率 |
| 3. 次の行動 | 読まれるが申込み・購入に至らない | アクセス解析のコンバージョン |
上から順に潰します。**2を疑う前に1が通っていることを確認してください。**順番を守らないと、読まれてもいない記事を書き直すことになります。
関門1:そもそも読まれていない
いちばん多い詰まりどころです。記事は存在するのに検索結果に出ていない状態で、この段階では文章の質は判定に入っていません。
AI記事に特有の誤解として、「AIで書いたから登録されない」と結論づけてしまうことがあります。実際には、取得の前で止まっているのか、取得後に登録が見送られたのかで対処がまったく変わります。切り分けの手順はブログがインデックスされない|新規ブログ・WordPress・AI記事の場合にまとめました。
関門2:読まれても検索意図とずれている
表示回数はあるのにクリックされない、クリックされてもすぐ戻られる状態です。ここで初めて内容が問われます。
取得済みで登録が見送られている場合は、重複と独自情報の不足が疑われます。対処は「クロール済み - インデックス未登録」の意味と対処で扱っています。
関門3:読まれても次の行動につながらない
流入はあるのに収益が動かない状態です。ここまで来て初めて、商材の適合・導線・訴求の話になります。記事本数を増やしても解決しないのはこの段階で、足りないのは量ではなく、記事と商材のつながりです。
AIで書いた記事で特に起きやすいこと
3つの関門を前提にすると、AI記事に固有の詰まり方が見えてきます。運営者が自分のサイトで実際に踏んだものを挙げます。
- 量産のペースに取得が追いつかない:一度に多く公開すると、取得されないまま積み上がることがあります
- 記事同士が似てくる:同じ設計から生成すると構成が揃い、サイト内で重複と判定されやすくなります
- 一次情報が入らない:AIは手元の実測値や失敗談を知りません。ここは書き手が足す必要があります
3つとも「AIだから駄目」ではなく、「AIで作るなら別の工程が要る」という話です。本サイトでも、公開のペース配分と内部リンクの設置は、生成とは別の工程として持っています。
どこで止まっているかを調べる順番
- Search Consoleの「ページ」レポートで、登録されている本数を見る
- 登録されているのに表示回数が伸びないなら、検索パフォーマンスでクエリとページの対応を見る
- 表示もクリックもあるのに収益が動かないなら、記事と商材のつながりを見る
この順で見れば、どの関門で止まっているかは推測せずに決まります。1で止まっているのに3の対策をしても、当然ながら数字は動きません。
「続けられない」は別の問題です
止まっている場所が分かっても、手を動かし続けられなければ結果は出ません。ただしこれは収益の構造とは別の問題なので、工程・在庫・反応のどこで詰まっているかの切り分けはブログが続かない原因と、書かずに続ける仕組みの選び方にまとめています。
運用ごと外に出す選択肢を含めて方式を比べたい場合は、オウンドメディアの内製と外注の比較|4方式の選び方をご覧ください。
よくある質問
AIで書いたブログは稼げないのですか?
AIで書いたことそのものが原因とは限りません。収益に届くには、検索結果に登録される・検索意図に合って読まれる・次の行動につながる、の3つを順に通る必要があり、多くの場合は1つ目で止まっています。その段階では文章の質はまだ判定に入っていないため、AIかどうかは結果を分けていません。
AI記事はGoogleにペナルティを受けますか?
作成手段そのものを理由にした扱いではなく、内容が評価の対象になります。ただし同じ設計から大量に生成すると構成が似通い、サイト内で重複と判定されやすくなります。これはAI特有というより、似た記事を並べたときに起きることです。実際に登録が見送られているかは、Search Consoleの分類で確認してください。
記事数を増やせば収益は増えますか?
止まっている場所によります。取得されていない状態で本数を増やすと、登録されない記事が積み上がるだけです。読まれているのに収益が動かない場合も、足りないのは量ではなく記事と商材のつながりです。増やす前に、どの関門で止まっているかを確かめてください。
どこで止まっているかはどう調べますか?
Search Consoleの「ページ」レポートで登録されている本数を確認し、登録済みなら検索パフォーマンスでクエリとページの対応を見ます。表示もクリックもあるのに収益が動かない場合に初めて、記事と商材のつながりを見ます。この順で見れば推測せずに判定できます。
AIで作るなら何を追加すればいいですか?
公開ペースの配分、内部リンクの設置、そして一次情報の追加です。AIは手元の実測値や失敗談を持っていないため、その部分は書き手が足す必要があります。本サイトでも、生成とは別の工程としてこれらを持っています。
まとめ
AIブログが稼げないとき、原因を「AIで書いたから」に置くと詰まっている場所が見えなくなります。収益に届くまでには、取得・登録/検索意図/次の行動の3つの関門があり、上から順に確認するのが確実です。
本サイトの実測では、同じAIで同じ日に作った記事でも結果が割れました。差を生んだのはAIの有無ではありません。まずSearch Consoleで、自分がどの関門で止まっているかを確かめてください。