アフィリエイトはやめとけ?当てはまる条件と、やめる前に見る数字
三橋竜彰・
「半年やって報酬が0円。やっぱりやめとけってことなのかな」
「検索するとどの記事も『やめなくていい』で終わっていて、判断できない」
「続けるか引くかを、気分ではなく数字で決めたい」
「やめとけ」で検索して出てくる記事は、たいていやめない方向に着地します。読み手が知りたいのは、その反対側の線がどこにあるかのほうです。
先に事実を1つ置きます。A8.net の説明では、報酬は広告主が条件を確認して承認した時点で確定し、確定した翌々月の15日に支払われます。つまり、置いてから手元に数字が出るまでには数か月かかります。短い期間で判断すると、動いていないのか、まだ届いていないだけなのかを取り違えます。
しかし、期間さえ足りていれば、続けるか引くかは数字で決められます。この記事は、その線を引くための材料です。
運営者はSEO検定1級・ウェブ解析士として、AIでサイト設計から記事作成・公開・分析までを自動化する仕組みを自作し、複数の自社サイトで運用しています。本サイトは広告を置いていないため、アフィリエイトをやめた経験そのものはありません。ここで扱うのは、判断に使える数字と、その読み方に限ります。
この記事では以下の3つを解説します。
- 「やめとけ」と言われる理由の内訳
- やめる前に見る3つの数字
- やめる条件・やめなくていい条件と、やめるなら何をやめるか
読み終えたときには、続けるか引くかを自分の数字で決める材料が揃います。
「やめとけ」と言われる理由は2つに分かれます
言われている理由は、自分では動かせないものと動かせるものに分かれます。ここを混ぜたまま悩むと、どちらの話なのか決まりません。
| 理由の型 | 中身 | 自分で動かせるか |
|---|---|---|
| 市場側 | 同じテーマの書き手が増えた。企業のサイトが同じ語で書いている | 動かせない |
| 自分側 | テーマの選び方、記事の種類、置いた広告との噛み合い、期間の短さ | 動かせる |
やめる判断に効くのは市場側のほうです。自分側の理由は「やめる根拠」ではなく「まだ試していない手がある」という意味になるからです。
以下では、どちらの話なのかを数字で見分けます。
やめる前に見る3つの数字
判断に使うのはこの3つで足ります。報酬の金額から入らないのが要点です。
- 検索結果に登録されている記事の本数:Search Console のページのレポートで数える
- 登録された記事の表示回数:検索パフォーマンスで、期間を区切って見る
- 報酬が確定するまでの期間を織り込んだ経過月数:置いた月ではなく、確定と支払いの時期まで数える
この順で見るのは、下の数字は上が通っていないと意味を持たないからです。登録が0本なら表示回数は0で当然ですし、表示が0なら報酬も0で当然です。
報酬が0円であること自体は、やめる根拠になりません。0円の理由が3つのどこにあるかで、打つ手がまったく変わります。どこで止まっているかの切り分けは稼げないときに、どこで止まっているかの切り分けにまとめています。
やめる条件・やめなくていい条件
3つの数字が出たら、次の表に当てはめます。左の状態に当てはまるほど、引く判断に近づきます。
| 見えている状態 | 読み方 | 向いている判断 |
|---|---|---|
| 登録が0本に近い | そもそも土俵に乗っていない | やめるかどうかの前に、登録の問題を片づける |
| 登録はあるが表示回数がほぼ0 | 需要のない語だけを取っている | テーマを替える(アフィリエイトをやめる話ではない) |
| 表示はあるがクリックが極端に少ない | 記事と検索している人の意図がずれている | 記事の型を替える |
| 表示もクリックもあるが報酬が0 | 記事の種類と広告が噛み合っていない | 手段を替える |
| 上の4つを試し、期間も十分で、それでも動かない | 市場側の理由が効いている可能性が高い | 引く判断に入ってよい |
最後の行に来て初めて「やめとけ」が自分に当てはまります。上の4行はすべてまだ試していない手がある状態で、ここでやめるのは早いという読み方になります。
記事の種類と手段の噛み合わせはブログの収益化|手持ちの記事と手段の合わせ方に、広告を扱う側の仕組みはASPが何を代行しているかに整理しています。
やめるなら、何をやめるかを分ける
引く判断に入ったとしても、やめ方は1つではありません。「アフィリエイトをやめる」と「いまのやり方をやめる」は別です。
- このテーマをやめる:語を替えて同じ手段を続ける。いちばん影響が小さい
- 報酬型の広告をやめる:手段だけ替える。記事はそのまま残る
- 自分で書くのをやめる:やめるのは執筆の工程であって、ブログ自体ではない
- ブログをやめる:いちばん影響が大きい。上の3つを試してから
いちばん多いのは、3つ目で足りるのに4つ目を選んでしまうことです。手が止まっているのが執筆の工程なら、やめる対象はそこだけで済みます。工程のどこで止まるかの切り分けと、書く以外の方式の比較はブログが続かない原因と、その手当てにまとめています。
続ける場合に、次にやること
表の上4行に当てはまった場合は、当てはまった行の打ち手を1つだけ選んでください。複数を同時に変えると、どれが効いたのかが分からなくなります。
変えたあとは、報酬ではなく表示回数で確かめます。報酬は確定までに時間がかかるため、変更の効き目を見る指標としては遅すぎるためです。
よくある質問
アフィリエイトはもうやめたほうがいいですか?
一律には決まりません。判断に使うのは報酬の金額ではなく、検索結果に登録されている本数・表示回数・期間の3つです。登録が0本に近い、表示回数がほぼ0といった状態は、アフィリエイトが向いていないのではなく、その手前で止まっている状態です。4つの手を試して期間も十分で、それでも動かない場合に初めて引く判断に入ります。
報酬が0円ですが、続ける意味はありますか?
0円の理由がどこにあるかで変わります。登録されていないなら表示が0で当然、表示がないなら報酬が0で当然なので、0円という数字そのものは判断材料になりません。Search Consoleで登録本数と表示回数を先に確認し、どの段階で止まっているかを特定してください。
どのくらいの期間続ければ判断できますか?
報酬の仕組みの側に時間差があります。A8.netの説明では、広告主が条件を確認して承認すると報酬が確定し、確定した翌々月の15日に支払われます。置いた直後の数字で判断すると、動いていないのか届いていないだけなのかを取り違えます。変更の効き目を見るときは、報酬ではなく表示回数で確かめてください。
やめるとしたら、何をやめればいいですか?
やめ方は4段階あります。テーマを替える、報酬型の広告をやめて手段だけ替える、自分で書く工程をやめる、ブログ自体をやめる、の順で影響が大きくなります。手が止まっているのが執筆の工程なら3つ目で足りることが多く、いきなり4つ目を選ぶ必要はありません。
企業のサイトが強くて勝てないのですが。
これは自分では動かせない市場側の理由なので、やめる判断に使える数少ない材料です。ただし同じテーマの中でも、企業が扱っていない語や、実際に使った記録が要る語は残ります。市場側の理由を持ち出す前に、テーマを替える余地がないかを先に確認してください。
まとめ
「やめとけ」と言われる理由は、市場側と自分側に分かれます。やめる判断に効くのは市場側だけで、自分側の理由は「まだ試していない手がある」という意味です。判断に使うのは報酬の金額ではなく、登録本数・表示回数・期間の3つ。そして引くと決めたときも、テーマ・手段・執筆の工程・ブログ自体のどれをやめるのかを分けてください。多くの場合、やめる対象は思っているより小さく済みます。