アフィリエイト記事の書き方|写さずに、確かめたことを足す
三橋竜彰・
「アフィリエイト記事って、商品の紹介を書けばいいの?公式サイトの説明をまとめるだけで足りる?」
「おすすめランキングの記事を10本書いたのに、どれも検索に出てこない……」
「広告のリンクを貼るとき、何か書き添えないといけないことがあるのか知りたい」
アフィリエイト記事の書き方で迷っている方に向けた記事です。
先に答えを書きます。アフィリエイト記事で大事なのは、販売者の説明を写すことではなく、自分で確かめた情報を足すことです。
Googleは、商品の説明やレビューを元の販売者からそのままコピーし、独自の付加価値を加えずにアフィリエイトリンクを載せる形を、スパムに関するポリシーの中で「内容の薄いアフィリエイト サイト」として挙げています。逆に言えば、何を足せば内容が薄くならないかの手がかりも、Googleの資料の中にある、ということです。
この記事では、次の3つを整理します。
- Googleが「内容が薄い」とするアフィリエイト記事の形
- 記事に足せる独自の情報(Googleのレビューの手引きから)
- 記事の組み立てと、広告リンクの置き方
読み終える頃には、次に書くアフィリエイト記事に、何を足せばよいかを決める材料が揃います。
販売者の説明を写すと「内容の薄いアフィリエイト」とされます
アフィリエイト記事でまず避けるのは、販売者が出している商品の説明やレビューを、そのまま写して並べる形です。Googleのスパムに関するポリシーは、これを「内容の薄いアフィリエイト サイト」と呼んでいます。
同じポリシーには、アフィリエイトに参加しているサイトが、すべて内容が薄いわけではないとも書かれています。優れたアフィリエイトサイトが足しているものとして、Googleが挙げているのは次のようなものです。
| Googleが挙げている「足している情報」 | 記事でいうと |
|---|---|
| 価格 | 価格と、確かめた日 |
| 独自の商品レビュー | 自分で使って分かったこと |
| 厳格なテストと評価 | 同じ条件で比べた結果 |
| 商品やカテゴリのナビゲーション | 目的別に選べる案内 |
| 商品の比較 | 違いが分かる比較表 |
ランキングの記事が検索に出てこないとき、まず見直したいのは順位の付け方ではなく、どの商品の説明も、販売者のページを読めば分かることだけになっていないかです。
足せる独自の情報は、Googleのレビューの手引きに並んでいます
何を足せばよいかは、Googleの「質の高いレビューを書く」という資料が具体的です。アフィリエイト記事の多くは商品のレビューや比較なので、この資料をそのまま点検の表として使えます。
資料に並んでいるおすすめの方法から、記事に足せる情報を抜き出すと、次のとおりです。
- 自分で使った体験と、それを示す写真などの材料
- 性能を数字で測った結果
- 競合する商品との違い、特定の用途に向いているのはどれか
- 自分で調べたうえでの、良い点と悪い点
- 前のモデルからどこが変わったか
- 自分の経験から見て、選ぶときにいちばん大事な判断材料
- 1つの販売者だけでなく、複数の購入先へのリンク
- おすすめするなら、その理由と、裏付けになる自分の体験
資料は最後に、レビューは長さではなく質と独自性を重視するよう書いています。文字数を増やすより、上の項目のうち、自分にしか書けないものを1つでも多く入れるほうが、資料の考え方に沿っています。
全部をそろえる必要はありません。少なくとも「自分で確かめたこと」が1つも無い商品は、記事に載せる前に、確かめる手段があるかを考えます。
記事の組み立ては「誰に、どれを」から始めます
アフィリエイト記事は、結論として「どんな人に、どれが向くか」を先に書き、そのあとに判断材料を並べる組み立てにします。読者は買うかどうか、どれにするかを決めに来ているので、答えを後ろに置くと、比べる前に離れてしまいます。
組み立ての例は次のとおりです。
- 結論:どんな人に、どれが向くか
- 判断材料:比べる項目をそろえた比較表
- 1つずつの説明:自分で確かめたこと、良い点と悪い点
- 向かない人:どんな場合は選ばないほうがよいか
- 購入先:複数の購入先へのリンク
Googleの資料には、評価順のリストは、1つずつのレビューを読まなくても十分に役立つ内容にするとも書かれています。ランキングの表だけを見た読者が判断できるように、表の中に「なぜこの順なのか」が分かる項目を入れておきます。
誰に向けて書き、どの検索に答えるかを先に決める手順は、ブログの書き方|書く前に決まる3つと、記事の組み立てで整理しています。アフィリエイト記事も、この3つが決まってから見出しを並べるほうが早く書けます。
価格や条件は変わるので、確かめた日を残します
アフィリエイト記事の情報のうち、価格・キャンペーン・申し込みの条件は、公開したあとで変わります。記事に書くときは、いつ確かめた値なのかを書き添えておきます。
このサイトの記事では、事実ごとに、出典のURLと確かめた日を、記事のデータとして残しています。書いた時点で確かめた日が分かれば、どの記事のどの事実から確かめ直せばよいかがすぐに分かります。
アフィリエイト記事は、価格が古いまま残ると、読者がリンク先で違う値を見ることになります。価格を書いた記事から先に見直す、と順番を決めておくと手間が減ります。
ブログで収入を得る手段のうち、どの記事がアフィリエイトに向くかは、ブログの収益化|3つの手段と、手持ちの記事のどれが向くかで整理しています。
広告のリンクには rel="sponsored" を付け、広告だと分かるように書きます
アフィリエイトのリンクは広告のリンクなので、Googleは rel="sponsored" を付けるよう案内しています。以前は nofollow が推奨されていて今も使えますが、現在は sponsored が推奨されています。
あわせて、読者に広告だと分かるように書くことも欠かせません。消費者庁は、令和5年10月1日から、広告であるのに広告であることを隠す表示を、景品表示法の違反としています。
規制の対象は広告主ですが、そのために広告主やASPは、記事を書く側に広告だと分かる表示を求めます。表示の具体的な書き方は、提携する広告主とASPの条件に従います。規制の向きと、記事の側に求められる理由は、アフィリエイトとは|仕組みと、始める前に決まっていることで詳しく書いています。
よくある質問
アフィリエイト記事は、公式サイトの説明をまとめるだけでもいいですか?
おすすめしません。Googleは、商品の説明やレビューを元の販売者からそのままコピーし、独自の付加価値を加えない形を、スパムに関するポリシーの中で「内容の薄いアフィリエイト サイト」として挙げています。価格、自分で使って分かったこと、同じ条件で比べた結果など、自分で確かめた情報を足してください。
アフィリエイト記事は何文字くらい書けばいいですか?
文字数の目安はありません。Googleのレビューの手引きは、長さではなく質と独自性を重視するよう書いています。自分で確かめたことを、判断に必要な分だけ書くのが基本です。
ランキング記事では、何に気をつければいいですか?
順位の理由が表だけで分かるようにします。Googleの資料は、評価順のリストを、1つずつのレビューを読まなくても十分に役立つ内容にするよう書いています。比べる項目をそろえ、なぜその順なのかが分かる項目を表に入れておきます。
アフィリエイトのリンクに、nofollow と sponsored のどちらを付けますか?
Googleは、広告や有料のリンクには rel="sponsored" を付けるよう案内しています。nofollow も今も使えますが、現在は sponsored が推奨されています。
広告だと分かるように書くのは、義務ですか?
景品表示法で規制の対象となるのは広告主ですが、そのため広告主やASPは、記事を書く側に広告だと分かる表示を求めます。表示の書き方は、提携する広告主とASPの条件に従ってください。
まとめ
アフィリエイト記事で避けるのは、販売者の説明を写して並べるだけの形です。Googleはこれを「内容の薄いアフィリエイト サイト」としてスパムに関するポリシーに挙げ、価格・独自のレビュー・テストと評価・比較などを足しているサイトは違うと書いています。
書くときは、「どんな人に、どれが向くか」を先に書き、比較表と自分で確かめたことを続けます。価格や条件は確かめた日を残し、広告のリンクには rel="sponsored" を付け、広告だと分かるように書きます。
次に書く1本では、載せる商品ごとに「自分で確かめたこと」を1行ずつ書き出すところから始めてみてください。1行も書けない商品があれば、それが記事に足りないところです。