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ブログのジャンルの決め方|書ける量は「話題の数」で測る

三橋竜彰・

「ブログを始めたいけれど、何のジャンルで書けばいいか決められない」

「稼げるジャンルの一覧を見たが、自分に書けそうなものが1つも無かった」

ブログのジャンルは、始める前にいちばん迷うところです。一覧を見ると、どれも良さそうに見えて決め手がありません。

ジャンルを決めるときに先に確かめたいのは、そのジャンルで書き続けられる量です。量は、ジャンルを「話題」に分けて数えると見積もれます。

この記事で分かることは、次の4つです。

読み終えると、一覧から選ぶのではなく、自分が書ける量からジャンルを決められます。

ブログのジャンルとは、ブログで扱う主題の範囲です

ブログのジャンルとは、そのブログで扱う主題の範囲のことです。「料理」「節約」「英語学習」「キャンプ」のように、記事に共通する大きなくくりを指します。

ジャンルの中には、もう一段小さいくくりがあります。たとえば「節約」のジャンルなら、「食費」「通信費」「保険の見直し」のような単位です。この記事では、この小さいくくりを「話題」と呼びます。

1本ごとの記事は、どれかの話題に入ります。

段節約のブログの例
ジャンル節約
話題食費・通信費・保険の見直し
記事食費の記録のつけ方・1週間分の買い出しの組み方

ジャンル・話題・記事の3段で考えると、書ける量を数えやすくなります。

ブログを始める手順の中では、ジャンルを決めるのは「何について書くかを決める」の段です。手順の全体はブログの始め方|6つの手順で整理しています。

ジャンルを決める前に確かめる3つ

ジャンルを決める前に確かめることは、3つあります。

  1. 書き続けられる量があるか
  2. 自分が調べ続けられるか
  3. 書いていい立場か

1は、記事が10本ほどで尽きないかです。書くことが尽きると、そこで更新が止まります。

2は、興味が続くかどうか。ジャンルの中で新しいことが起きたとき、自分から調べたくなる題材かを考えます。

3は、書く内容に責任を持てるかです。医療・健康・お金のように、資格や実体験がないと踏み込めない領域があります。

3つのうち、始める前に見積もりにくいのは1つ目の量です。次の節で、量の数え方を説明します。

なお、「稼げるか」はこの3つに入れていません。収益については、あとの節で別に扱います。

書ける量は、ジャンルを話題に分けて数える

書ける量は、ジャンルの名前のままでは数えられません。「節約」のような大きなくくりのままだと、書ける記事が無限にあるように見えるからです。

そのため、ジャンルを話題に分けてから数えます。数える手順は、次の2段です。

  1. ジャンルの中の話題を、5つ書き出す
  2. 話題ごとに、記事の題を5つ書き出す

5つの話題それぞれに5つの題が出れば、25本分の見通しが立ちます。一方で、題が2つか3つしか出ない話題は、書ける量が少ない話題です。

1つの話題からも、記事は1本で終わらない

話題を1つに絞っても、記事は1本で終わりません。同じ話題でも、読者が知りたいことは人によって違うからです。

このサイトの例を挙げます。このサイトでは、検索で使われている言い回しを、話題ごとに台帳へ記録しています。2026年10月の時点で、「ブログタイトル」という1つの話題に記録した言い回しは20通りでした。「決め方」「付け方」「例」「文字数」「画像」などです。

ただし、言い回しの数が、そのまま記事の数になるわけではありません。「決め方」と「付け方」のように、答える内容が同じものは1本にまとめます。このサイトでは、この話題を「決め方」の記事と「例の一覧」の記事の2本に分けました。

ポイント

話題ごとの記事の数は、言い回しの数ではなく、答える内容の違いで数えてください。同じ答えの記事が2本並ぶと、読者はどちらを読めばいいか迷います。

話題が5つ出ないときは、ジャンルを1段広げる

話題が5つ出ないなら、そのジャンルは書ける量が少ない可能性があります。その場合は、ジャンルを1段広げてください。

たとえば、「キャンプ用の椅子」のような狭いくくりから始めると、話題がすぐに尽きます。「キャンプの道具」まで広げれば、テント・寝袋・調理道具のように話題が増えます。

反対に、広げすぎて、何のブログか分からなくなる場合もあります。そこで次に、雑記ブログと特化ブログの違いを見ておきます。

雑記ブログと特化ブログの違い

ブログのジャンルの持ち方には、大きく2つの形があります。

雑記ブログ特化ブログ
扱う範囲複数のジャンルを1つのブログで扱う1つのジャンルだけを扱う
書くことの尽きにくさ尽きにくいジャンルの広さによる
何のブログかの伝わりやすさ伝わりにくい伝わりやすい
記事同士のつなげやすさつなげにくいつなげやすい

雑記ブログは、書きたいことを何でも書けます。その代わり、読者から見ると、何のブログかが分かりにくくなります。

特化ブログは、何のブログかがひと目で伝わります。同じジャンルの記事が並ぶので、ある記事から関連する記事へリンクを張りやすいのも特徴です。ただし、ジャンルが狭いと、書くことが早く尽きます。

迷ったら、1つのジャンルの中に話題を5つ持つ形から始めてください。何のブログかが伝わる形のまま、話題を移りながら書く量を確保できます。

記事同士をリンクでつなぐ考え方は、内部リンクとはで説明しています。

収益を考えるなら、扱える広告があるかも確かめる

ブログで収益を考えている場合も、ジャンルの決め方は前の節までと同じです。そのうえで、確かめることがもう1つ増えます。

増えるのは、書こうとしているジャンルに、扱える広告があるかどうか。アフィリエイト(記事で紹介した商品が売れると報酬が入る広告)で収益を得るなら、紹介したい商品の広告が無いと始まりません。

扱える広告は、ASP(広告主とブログを仲介する事業者)ごとに違います。ASPの選び方はアフィリエイトのASPとはで整理しています。

注意

「稼げるジャンル」の一覧から選ぶと、確かめる3つのうち、2つ目と3つ目が抜けがちです。調べ続けられない題材や、書いていい立場にない題材では、広告があっても記事が続きません。

ブログのジャンルを決める5つの手順

ブログのジャンルは、次の5つの手順で決められます。

1. 自分が困って調べたことを書き出す

最初に、これまでに自分が困って調べたことを書き出します。仕事・家事・趣味・買い物のように場面を分けると、思い出しやすくなります。

調べたことには、調べた経験と解決した経験の両方が入っています。どちらも記事の材料です。

2. 書き出したものを、近いものどうしでまとめる

次に、書き出したものを近いものどうしでまとめます。まとめたくくりが、ジャンルの候補です。

3. 候補ごとに、話題を5つ書き出す

候補のジャンルごとに、話題を5つ書き出します。5つ出ない候補は、くくりを1段広げるか、候補から外してください。

4. 話題ごとに、記事の題を5つ書き出す

残った候補で、話題ごとに記事の題を5つ書き出します。題が多く出る候補ほど、書き続けられる量があるということです。

5. 3つの確認に当てはめて、1つに決める

最後に、残った候補を「書き続けられる量があるか」「自分が調べ続けられるか」「書いていい立場か」の3つに当てはめます。3つとも満たす候補が、そのブログのジャンルです。

満たす候補が2つ以上残ったら、話題と題を書き出す作業が楽しかったほうを選んでください。書き出す作業が苦にならない題材なら、書く作業も続けやすいはずです。

決めたジャンルは、ブログの名前と書く順番につながる

ジャンルが決まると、次に決めることが2つ出てきます。

1つ目は、ブログの名前です。名前に入れる語の半分は、ジャンルから決まります。名前の決め方はブログタイトルの決め方で整理しています。

2つ目は、書く順番です。手順3と4で書き出した話題と題は、そのまま書く記事の一覧になります。

書く記事の一覧があれば、毎回「今回は何を書こう」から始めずに済みます。ネタ切れで更新が止まる仕組みは、ブログが続かない原因で扱っています。

よくある質問

ブログのジャンルはあとから変えられますか?

変えられます。ただし、ジャンルを大きく変えると、それまでの記事と新しい記事のつながりが薄くなります。ブログの名前にジャンルの語を入れている場合は、名前と中身もずれます。変える前に、今のジャンルの中で話題を広げられないかを考えてください。

雑記ブログと特化ブログはどちらがいいですか?

何のブログかを読者に伝えたいなら、特化ブログのほうが向いています。ただし、ジャンルが狭いと書くことが早く尽きます。迷ったら、1つのジャンルの中に話題を5つ持つ形から始めてください。

稼げるジャンルから選んでもいいですか?

選んでかまいません。ただし、稼げるかどうかは、書き続けられる量・調べ続けられるか・書いていい立場か、の3つの代わりにはなりません。調べ続けられない題材や、書いていい立場にない題材では、広告があっても記事が続きません。

ジャンルが決まらないときはどうすればいいですか?

自分が過去に困って調べたことを書き出すところから始めてください。書き出したものを近いものどうしでまとめると、ジャンルの候補が出てきます。候補ごとに話題を5つ書き出せるかを確かめると、候補を絞れます。

まとめ

ブログのジャンルとは、そのブログで扱う主題の範囲です。決める前に、書き続けられる量・調べ続けられるか・書いていい立場か、の3つを確かめます。

書ける量は、ジャンルを話題に分け、話題ごとに記事の題を書き出して数えます。ジャンルの名前のままでは、量は見積もれません。

まずは、これまでに自分が困って調べたことを書き出すところから始めてみてください。