ブログタイトルの決め方|変えにくいのは名前よりアドレス
三橋竜彰・
「ブログタイトルを決めないと開設できないのに、何も思いつかない」
「とりあえず付けた名前のまま記事が増えてしまい、変えていいのか分からない」
ブログタイトルは、開設の画面で最初に聞かれる項目です。そのため、ブログの中身がまだ決まっていない段階で、急いで決めることになりがちです。
実は、ブログタイトルそのものは、あとから変えられます。変えにくいのは、名前と一緒に決めることが多いアドレス(URL)のほうです。
この記事で分かることは、次の4つです。
- ブログタイトルが、どこに出るのか
- ブログタイトルに入れる2つの要素
- 名前とアドレスを分けて決める理由
- 決める5つの手順と、あとから変えるときに直す場所
読み終えると、開設の画面で手が止まらずに、あとで困りにくい名前を決められます。
ブログタイトルとは、ブログ全体に付ける名前です
ブログタイトルとは、ブログ全体に付ける名前のことです。「ブログ名」とも呼ばれます。
1本ごとの記事に付ける見出しは、記事タイトルと呼んで分けます。記事タイトルは記事ごとに変わります。一方で、ブログタイトルはすべてのページに共通です。
以下では、ブログ全体の名前の決め方を説明します。記事タイトルの付け方とは別の話です。
ブログを始める手順の中では、ブログタイトルは「名前とアドレスを決める」の段にあたります。手順の全体はブログの始め方|6つの手順で整理しています。
ブログタイトルが出る場所は4つあります
ブログタイトルを決める前に、その名前がどこに出るかを知っておくと、選び方の軸が決まります。名前が出る場所は、主に4つです。
| 場所 | どう出るか | 名前に求められること |
|---|---|---|
| 1. ページの上部 | 全ページの見出し部分にブログ名が出る | ひと目で何のブログか分かる |
| 2. ページのタイトル | 記事タイトルの後ろにブログ名が付く | 短い |
| 3. 人に呼ばれるとき | SNSやほかのサイトで、名前で紹介される | 読める・言える・書ける |
| 4. 検索エンジン向けの説明書き | サイトの名前として宣言する | どこでも同じ表記 |
1は、読者がブログに来たときに最初に目に入る場所です。
2は、ブラウザのタブなどに出る、ページの題名です。たとえば、このサイトでは、すべての記事のタイトルの後ろに「|ヒトリデニ」を自動で付けています。ブログ名が長いほど、記事ごとの題名も長くなるということです。
3は、ブログの外で起きることです。読者が誰かに紹介するとき、名前を読めなければ紹介できません。
4は、構造化データと呼ばれる、検索エンジン向けの説明書きです。ここにサイトの名前を書いておくと、検索エンジンに、機械で読める形で名前を伝えられます。仕組みは同じ人・同じサイトだと認識させる実装で、このサイトの実装として公開しています。
ポイント
4つの場所に共通して求められるのは「短い」「読める」「どこでも同じ表記」の3つです。おしゃれさや意味の深さは、この3つを満たしたあとで考えれば十分です。
名前より先に、何について書くかを決める
ブログタイトルは、何について書くかが決まってから付けると、迷う時間が短くなります。名前に入れる語の半分は、ブログの主題から決まるからです。
主題が決まらないまま名前を考えると、候補が無限に出てきて選べません。そのうえ、あとで主題が変わったときに、名前と中身がずれます。
そのため、順番は「主題 → 名前」です。主題の決め方は、ブログの始め方|6つの手順の「何について書くかを決める」の節で扱っています。
ブログタイトルに入れる2つの要素
ブログタイトルに入れる要素は、2つあります。
- 何のブログかが分かる語(主題の語)
- 呼べる名前(そのブログだけの呼び名)
1は、ページの上部で名前を見た人に、何のブログかを伝える部分です。「節約」「キャンプ」「英語学習」のような、主題をそのまま表す語が入ります。
2は、人に呼ばれるときの部分です。主題の語だけだと、同じ主題のブログと区別がつきません。
2つの組み合わせ方は、3つの型に分かれます。
| 型 | 例 | 向いている場合 |
|---|---|---|
| 主題の語だけ | 「はじめての家計簿ブログ」 | 主題を変える予定が無い |
| 呼び名だけ | 「ヒトリデニ」 | 呼び名で覚えてもらいたい・主題が広い |
| 呼び名+主題の語 | 「〇〇の家計簿ノート」 | 呼び名と主題の両方を伝えたい |
迷ったら、3つ目の「呼び名+主題の語」から考えてください。主題が少し広がっても、呼び名の部分は残せます。
長さは、記事のタイトルに付くことを前提に決める
ブログタイトルの長さは、短いほうが扱いやすくなります。前の節のとおり、ブログ名は記事ごとの題名の後ろに付くからです。
このサイトでは、記事タイトルは全角32字前後を目安にしています。そこに「|ヒトリデニ」の6字が加わる形です。
たとえば、ブログ名が20字あるとします。その場合、記事タイトルとブログ名を合わせた題名は50字を超えます。ブログ名が長いと、すべての記事の題名が長くなると考えてください。
もう1つ、長さには読みやすさの面もあります。人に紹介されるとき、長い名前は途中で省かれて呼ばれがちです。そうなると、省かれた呼び方と正式な名前が別々に広まります。
名前とアドレスは、別々に決める
ブログタイトルとアドレス(URL)は、開設の画面で一緒に聞かれることが多い項目です。ただし、あとから変えるときに起きることがまったく違います。
| あとから変えると | 直せるのは誰か | |
|---|---|---|
| ブログタイトル | 名前が出ている場所を、自分で直していく | 自分ですべて直せる |
| アドレス | すべてのページのアドレスが変わる | 外に残ったリンクは自分では直せない |
アドレスを変えると、それまでに張られたリンクは、すべて古いアドレスを指したままになります。SNSで共有されたリンクも、ほかのサイトから張られたリンクも同じです。古いアドレスから新しいアドレスへ移す設定をしないかぎり、読者はページにたどり着けません。
そのため、アドレスには、あとで変えなくて済む語を選んでください。主題の語をアドレスに入れると、主題が変わったときに名前と一緒に直したくなります。一方で、呼び名の部分だけをアドレスにしておけば、主題が広がっても使い続けられるはずです。
無料ブログでは、アドレスの一部がサービスの名前になります。サービスを移るとアドレスも変わるので、その点も含めて無料ブログはどこまで無料かで整理しています。
注意
名前に使う呼び名と、アドレスに使う語は、できればそろえてください。名前とアドレスがばらばらだと、読者が名前で探したときに、アドレスを見ても同じブログだと気づきにくくなります。
ブログタイトルを決める5つの手順
ブログタイトルは、次の5つの手順で決められます。
1. 主題の語を3つ書き出す
最初に、ブログで書く主題を表す語を3つ書き出します。「何について書くか」が決まっていれば、すぐに出てくるはずです。
ここで出てこない場合は、名前より先に主題を決める段階です。
2. 呼び名の候補を5つ出す
次に、そのブログだけの呼び名を5つ出します。自分の名前やあだ名、好きな言葉、主題に関係する言葉を組み合わせてかまいません。
この段階では、良し悪しを決めずに数を出します。
3. 声に出して読む
候補を声に出して読みます。読み方が1つに決まらない名前は、人に紹介されるときに困ります。
たとえば、漢字の読み方が何通りもある名前は、ふりがなが無いと正しく呼ばれません。
4. 同じ名前が無いかを検索で確かめる
候補の名前で検索して、同じ名前のブログやサービスが無いかを確かめます。すでに同じ名前があると、読者が名前で探したときに、相手のページと混ざります。
あわせて、その名前をアドレスに使えるかも確かめてください。
5. どこでも同じ表記で使う
決めた名前は、ブログ・SNS・プロフィールで同じ表記にします。全角と半角、カタカナとひらがなの違いも含めて、そろえてください。
表記がずれると、読む人にも検索エンジンにも、別のものに見えます。
あとから変えるときに直す場所
ブログタイトルは変えられますが、変えるなら、名前が出ている場所をすべて直します。直す場所は、次の4つです。
- ブログの設定画面のブログ名
- SNSやプロフィールに書いた名前
- 画像に入れた名前(ヘッダー画像・記事の見出し画像など)
- 検索エンジン向けの説明書きの名前
いちばん直し忘れやすいのは、画像に入れた名前です。画像の中の文字は、ブログの設定を変えても変わりません。そのため、画像の数だけ作り直しが要ります。
このサイトでも、名前は1か所にまとまっていません。2026年10月にこのサイトのプログラムを数えたところ、「ヒトリデニ」の名前は10を超えるファイルに直接書かれていました。ページの上部のロゴ、記事の題名の後ろに付く部分、共有したときに出る画像、プライバシーポリシーの説明文などです。
名前は、決めたあとに思っていたより多くの場所へ広がります。そのため、変えるときは「設定画面を直す」ではなく、「名前が書かれている場所をすべて探す」作業になります。この手間を考えると、最初に時間をかけて決める価値があります。
よくある質問
ブログタイトルとブログ名は同じものですか?
同じものです。どちらもブログ全体に付ける名前を指します。1本ごとの記事に付ける見出しは記事タイトルと呼び、ブログタイトルとは分けて考えます。
ブログタイトルはあとから変えられますか?
変えられます。ただし、名前が出ている場所をすべて直す必要があります。設定画面のブログ名だけでなく、SNSのプロフィール、画像に入れた名前、検索エンジン向けの説明書きも直してください。変えにくいのは名前よりもアドレスのほうです。
ブログタイトルは何文字くらいがいいですか?
短いほうが扱いやすくなります。ブログ名は記事ごとの題名の後ろに付くので、長いほど、すべての記事の題名が長くなります。人に紹介されるときに省略されずに呼ばれる長さかどうかも、目安になります。
ブログタイトルにキーワードを入れたほうがいいですか?
何のブログかが分かる語を1つ入れると、ページの上部で名前を見た人に主題が伝わります。ただし、主題の語だけだと同じ主題のブログと区別がつきません。そのブログだけの呼び名と組み合わせるのがおすすめです。
ブログタイトルが決まらないときはどうすればいいですか?
先に、何について書くかを決めてください。名前に入れる語の半分は主題から決まるので、主題が決まれば候補が絞れます。主題の語を3つ、呼び名の候補を5つ書き出して、声に出して読んで選ぶと決めやすくなります。
まとめ
ブログタイトルは、ブログ全体に付ける名前です。ページの上部・記事の題名・人に呼ばれるとき・検索エンジン向けの説明書きの4つの場所に出ます。
入れる要素は、何のブログかが分かる語と、そのブログだけの呼び名の2つです。長さは、記事の題名の後ろに付くことを前提に、短めにします。
名前はあとから変えられますが、アドレスは変えにくいので、名前とは分けて決めてください。
まずは、ブログで書く主題の語を3つ書き出すところから始めてみてください。