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無料ブログはどこまで無料か|選ぶ前に見る5つの軸

三橋竜彰・

「無料ブログで始めたいが、どれを選べばいいのか分からない」

「おすすめ11選を読んだけれど、結局どれも良さそうに見えた」。

無料ブログの比較記事は、サービスを並べて特徴を書いたものがほとんどです。ただ、並んだ特徴を見ても、自分に効くのはどれかは分かりません。

無料ブログは「全部が無料」ではなく、どこに制限を置くかがサービスごとに違います。 広告の出方、独自のアドレスが使えるか、収入を得ていいか、あとで引っ越せるか——制限の置き場所が違うだけです。

この記事では、サービス名の一覧ではなく、選ぶ前に見る5つの軸を整理します。軸が分かれば、各社の案内を読んだときに自分で判断できます。

読み終えると、自分にとって無料で足りるのか、最初から有料側にしたほうがいいのかが分かります。

無料ブログとは、サービスの中に場所を借りる形です

無料ブログは、運営会社が用意した仕組みの中に、自分の記事を置かせてもらう形です。

自分でサーバーを借りて建てる場合と比べると、次の点が違います。

無料ブログ自分で建てる(WordPressなど)
始めるまで登録だけサーバーとアドレスの契約
費用かからないものが多いサーバー代・アドレス代
決められることサービスが用意した範囲ほぼ自由
決まっていること規約・広告・仕様の変更自分の判断

「無料」は、費用を払わない代わりに、決められることが減る形だと考えると分かりやすくなります。どちらを選ぶかの入口はブログの始め方|6つの手順と、あとで効いてくる選択にまとめています。

選ぶ前に見る5つの軸

サービスの特徴を並べるより、この5つがどうなっているかを各社の案内で確かめるほうが早いです。

#軸見るところ
1広告自分の記事にサービス側の広告が入るか。消せるか。消すのは有料か
2アドレス独自のアドレスを使えるか。使えるとしたら有料か
3収益化広告や紹介で収入を得てよいか。禁止されている種類はあるか
4引っ越し記事をまとめて書き出せるか。アドレスの転送はできるか
5容量と期限画像の容量に上限があるか。長く更新しないと消えるか

このうち4がいちばん見落とされます。 始めるときは誰も引っ越しの話を考えませんが、あとで移りたくなったときに初めて効いてきます。

「無料」の範囲はサービスごとに違います

同じ「無料」でも、上の5つの組み合わせが違うので、比べるには各社の案内を見るしかありません。

この記事で具体的な社名と条件を書かないのは、条件が変わるからです。広告の出し方も、収益化の可否も、料金プランの改定で変わります。書いた時点では正しくても、読まれる時点で違っていることがあります。

確かめる場所だけお伝えします。 各サービスの「料金」「ヘルプ」「利用規約」の3つを、上の5つの軸で読んでください。とくに3(収益化)は利用規約に書かれていることが多く、料金ページだけでは分かりません。

無料で始めて、あとで移るとどうなりますか

ここが、比較記事にはあまり書かれていない部分です。

記事そのものは、たいてい持ち出せます。 多くのサービスに書き出しの機能があります。問題はそこではありません。

移るときに失われやすいのは、記事ではなくアドレスに溜まった評価のほうです。

つまり、移るコストは記事数と運用期間に比例して増えます。 10本のうちに移るのと、100本書いてから移るのでは、失うものが違います。

「途中で移すかもしれない」と思っているなら、判断を先送りにしないほうが身軽です。

サービスが終わったら、どうなりますか

移るかどうかを自分で決められない場合もあります。サービス側が終了するときです。

無料ブログは運営会社の判断で終わります。終了が決まると、たいてい次の順で案内が出ます。

  1. 新規の登録が止まる
  2. 記事の書き出し期限が案内される
  3. 公開が止まり、アドレスが無効になる

期限までに書き出せば記事は残せますが、アドレスは残せません。 前の項目と同じで、検索から来ていた分と、外部から張られたリンクは切れます。

これは無料に限った話ではありません——有料のサービスでも終わることはあります。ただ、自分でサーバーを借りて建てている場合は、サーバーを移せば同じアドレスのまま続けられます。ここが「どこに建てるか」の違いとして効いてくるところです。

確かめようがないので、備えるしかありません。 記事の書き出しを定期的にしておく、というのが唯一できることです。

無料のままでいい場合、そうでない場合

判断の軸は「続けられるかを試したいのか、積み上げたいのか」です。

無料で十分な場合

最初から有料側にしたほうがいい場合

収入の仕組みそのものはブログの収益化|3つの手段にまとめています。ブログという形自体がよく分からない場合はブログとは|SNSやホームページとの違いから読んでください。

どちらを選んでも、最初の壁は同じです。 反応が無いまま書き続けられるかどうかで、そこは費用では解決しません。続け方の設計はブログが続かない原因と、書かずに続ける仕組みの選び方で扱っています。

無料ブログはどこまで無料ですか?

サービスによって、どこに制限を置くかが違います。見るべきは5つです。広告が入るか(消せるか・消すのは有料か)、独自のアドレスを使えるか、収入を得てよいか、あとで引っ越せるか、容量や更新の期限があるか。この5つを各社の料金ページ・ヘルプ・利用規約で確かめてください。とくに収益化の可否は利用規約に書かれていることが多く、料金ページだけでは分かりません。

無料ブログで収入を得てもいいですか?

サービスによります。広告や紹介での収入を認めているところもあれば、種類を限定しているところ、禁止しているところもあります。料金ページではなく利用規約に書かれていることが多いので、収入を目的にするなら登録前に必ず確かめてください。収入が目的なら、最初から自分で建てるほうが手戻りが小さくなります。

無料ブログからWordPressへ移せますか?

記事そのものはたいてい持ち出せます。多くのサービスに書き出しの機能があります。失われやすいのは記事ではなく、アドレスに溜まった評価のほうです。記事のアドレスが変わるため検索結果に載っていた分はいったん切れ、転送ができないサービスでは前のアドレスを見に来た人が辿り着けません。外部から張られたリンクも同じです。

移るなら、いつがいいですか?

移るコストは記事数と運用期間に比例して増えます。10本のうちに移るのと、100本書いてから移るのでは失うものが違います。途中で移すかもしれないと思っているなら、判断を先送りにしないほうが身軽です。

結局どのサービスがおすすめですか?

この記事では具体的な社名と条件を書いていません。広告の出し方も収益化の可否も料金プランの改定で変わるため、書いた時点で正しくても読まれる時点で違っていることがあるからです。上の5つの軸を持って各社の案内を読むと、自分にとってどれが足りるかを判断できます。

まとめ

無料ブログは「全部が無料」ではなく、どこに制限を置くかがサービスごとに違うだけです。見るべきは広告・アドレス・収益化・引っ越し・容量の5つで、これを持って各社の案内を読めば自分で判断できます。

いちばん見落とされるのは引っ越しです。 始めるときは誰も考えませんが、移るコストは記事数と運用期間に比例して増えます。無料で試すのは良い入口ですが、移る可能性があるなら、判断を先送りにしないほうが身軽です。