ブログのネタの探し方|書いた記事と読者の検索から次の1本へ
三橋竜彰・
「ブログを始めて10記事。思いつくネタは、もう全部書いてしまった」
「ネタ一覧の記事を見たけれど、自分のブログで書けそうなものが見つからない……」
「毎日書きたいのに、今日は何を書けばいいか決まらない」
ブログを続けていると、ネタが尽きたと感じる時期が来ます。最初に思いついた話題を書き終えると、次の1本が出てこなくなるからです。
先に答えを書きます。ブログのネタは、外の一覧から借りるより、自分が書いた記事と、そこに来た読者の検索から出すほうが尽きにくくなります。
このサイトのSearch Consoleでは、2026年9月13日から10月10日までの28日間に、記事13本が60種類の検索語で表示されました。そのうち45種類は、記事の題にも、狙った語として記録していた語にも無い言葉です。書いた記事には、こちらが想定していなかった問いが集まってきます。
この記事で分かることは、次の3つです。
- ブログのネタが尽きる3つの理由
- ネタを出す4つの場所
- 出したネタを、1本の記事にする前に確かめること
読み終えると、一覧に頼らずに、次に書く1本を自分のブログの中から決められます。
ブログのネタが尽きるのは、探す場所が頭の中だけだからです
ブログのネタが尽きるのは、多くの場合、ネタを頭の中だけで探しているからです。思いつく話題は最初の数十本で書き終わり、それ以降は「何を書くか」を毎回ゼロから考えることになります。
ネタが尽きたと感じる理由は、大きく次の3つに分かれます。
| 理由 | 起きていること |
|---|---|
| 頭の中だけで探している | 思いつく話題を書き終えると、次が出てこない |
| 外の一覧から借りている | 自分の経験と合わず、書き始めても続かない |
| ジャンルの範囲が狭すぎる | 話題そのものが少なく、すぐに書き尽くす |
3つ目は、ネタではなくジャンルの決め方の問題です。ジャンルの中にいくつ話題があるかを数える方法は、ブログのジャンルの決め方|書ける量は「話題の数」で測るで扱いました。ジャンルが「話題」に分かれ、話題がさらに1本ずつの「ネタ」に分かれる、という関係です。
2つ目の「一覧から借りる」は、Googleの考え方とも合いません。Googleは、役に立つコンテンツを作るための自己点検の1つとして、「既存のユーザー層のためではなく、ただ話題になっているという理由で記事を書いていますか」という問いを挙げています。
一覧にあるネタが悪いのではありません。自分の読者と経験につながっていないネタは、書き続けにくいのです。ネタを出す場所は、4つあります
ネタを出す場所は、自分の頭の外に4つあります。書いた記事、Search Consoleの検索クエリ、自分の作業の記録、読者からの質問です。どれも自分のブログの中や周りにあるので、使い切ることがありません。
| 場所 | 出てくるネタ | 向いている時期 |
|---|---|---|
| 書いた記事 | 書ききれなかった問い、よくある質問の続き | 10記事ほど書いたあと |
| Search Consoleの検索クエリ | 記事が想定していなかった検索の言葉 | 検索で表示されはじめたあと |
| 自分の作業の記録 | うまくいかなかったこと、やり直したこと | いつでも |
| 読者からの質問 | コメント・問い合わせ・SNSでの質問 | 読者が増えてから |
書いた記事から:1本書くと、書ききれなかった問いが残ります
1本の記事は、1つの問いに答えるように書きます。書いている途中で「これは別の記事で説明したい」と省いた話が、次のネタです。
記事の最後のよくある質問も、ネタの置き場になります。答えを短くまとめきれなかった質問は、1本の記事として独立させる候補です。
Search Consoleの検索クエリから:読者が実際に使った言葉が分かります
Search Consoleの検索パフォーマンスでは、記事がどんな検索の言葉で表示されたかを確かめられます。Googleのヘルプでは、「クエリ」のまとめ方は、ユーザーが入力した検索クエリごとにデータをまとめると説明されています。
見る手順は次のとおりです。
- Search Consoleで、検索パフォーマンスのレポートを開く
- 表の上のタブで「クエリ」を選ぶ
- 並んだ検索の言葉のうち、記事の題に無い言葉を書き出す
このサイトの28日間の検索語を見ると、45種類の多くは「asp アフィ」のような言い方の違いでした。一方で、「サイテーション 事例」のように、記事がまだ答えていない問いも混ざっていました。こうした言葉は、既存の記事に足すか、新しい1本にするかを決める材料になります。
検索で表示されはじめたばかりのブログでは、検索の言葉はまだ少ししか並びません。その時期は、ほかの3つの場所を先に使います。検索での表示の数え方は、ブログ100記事で何が変わる?記事数より先に見る数字でも扱っています。
自分の作業の記録から:うまくいかなかったことがネタになります
作業のメモは、そのままネタの元になります。うまくいかなかったこと、手順をやり直したことは、同じところでつまずく読者に向けた記事になります。
Googleも、自己点検の問いの中で、コンテンツが実体験や深い知識を明確に示しているかを挙げています。経験から出たネタは、一覧から借りたネタより、自分にしか書けない部分が多くなります。
読者からの質問から:同じ質問が2回来たら記事にします
コメントや問い合わせ、SNSで受けた質問もネタです。運営者は、同じ質問が2回来たら記事にする合図と考えています。1人だけでなく、ほかの読者も同じところで迷っているかもしれないからです。
「書くことがない」日は、ネタではなく書き方で止まっていることもあります
ネタはあるのに書き始められない日は、ネタ探しをやめて、書き方を見直します。「何を書くか」が決まっていても、「どう組み立てるか」が決まっていないと手が止まるからです。
見分け方は、ネタを1文の問いにして書き出せるかどうかです。
- 問いが1文で書ける:ネタはある。止まっているのは組み立て
- 問いが1文で書けない:ネタがまだ決まっていない
組み立ての手順は、ブログの書き方|書く前に決まる3つと、記事の組み立てにまとめました。
ネタを1本の記事にする前に、確かめることが3つあります
出したネタを、そのまま記事にするとは限りません。書く前に、次の3つを確かめます。
- すでに書いた記事と、同じ問いになっていないか:同じ問いなら、新しい記事にせず、既存の記事に足す
- 自分に書ける材料があるか:経験・作業の記録・確かめた情報のどれかがあるか
- 1本で1つの問いに答えられるか:問いが2つ以上あるなら、記事を分ける
ネタ帳には、問いと出どころを1行で残します
思いついたネタは、その場で1行ずつ残します。残すのは、記事にしたときの問いと、どこから出たかの2つで足ります。
| 問い(1文) | 出どころ | 状態 |
|---|---|---|
| ブログのカテゴリーはいくつに分ければいいか | 書いた記事で省いた話 | 未着手 |
| サイテーションの事例はあるか | Search Consoleの検索語 | 既存の記事に足す |
| 予約投稿が時刻どおりに公開されないのはなぜか | 自分の作業の記録 | 書いた |
出どころを残しておくと、どの場所からネタが多く出ているかが分かります。ネタが尽きたと感じたときに、どこを見直せばよいかも決まります。
ネタより、書き続けること自体がつらいと感じるなら、ブログが続かない原因と、書かずに続ける仕組みの選び方も参考にしてください。
よくある質問
ブログのネタが思いつかないときは、どうすればいいですか?
頭の中で探すのをやめて、自分の外にある4つの場所を見ます。書いた記事で書ききれなかった問い、Search Consoleの検索クエリ、自分の作業の記録、読者からの質問です。どれも自分のブログの中や周りにあるので、使い切ることがありません。
ネタ一覧の記事から選んでもいいですか?
選んでもかまいませんが、自分の読者と経験につながっているかを確かめてから書きます。Googleは自己点検の問いとして、既存のユーザー層のためではなく、ただ話題になっているという理由で記事を書いていないかを挙げています。一覧のネタは、自分の経験と結びついたときに書き続けやすくなります。
Search Consoleのどこを見れば、ネタになる言葉が分かりますか?
検索パフォーマンスのレポートで、表の上のタブから「クエリ」を選びます。記事が表示された検索の言葉が並ぶので、記事の題に無い言葉を書き出します。このサイトでは、28日間に表示された60種類のうち45種類が、題にも狙った語にも無い言葉でした。
ネタはあるのに書き始められません。
ネタを1文の問いにして書き出せるかを見てください。書けるなら、止まっているのはネタではなく記事の組み立てです。書けないなら、ネタがまだ決まっていない状態なので、問いを1文に絞るところから始めます。
同じようなネタで、記事を2本書いてもいいですか?
同じ問いに答える記事なら、2本目は書かずに既存の記事に足します。同じ問いの記事が2本あると、読者がどちらを読めばよいか迷います。問いが違うなら別の記事にして、互いにリンクでつなぎます。
まとめ
ブログのネタが尽きるのは、探す場所が頭の中だけになっているときです。書いた記事、Search Consoleの検索クエリ、自分の作業の記録、読者からの質問の4つを見ると、次の1本が出てきます。
ネタを記事にする前に、既存の記事と同じ問いでないか、書ける材料があるか、1つの問いに答えられるかを確かめてください。ネタ帳には、問いと出どころを1行で残しておきます。