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LLMO診断のやり方|AI検索対応を自分でチェックする項目

三橋竜彰

LLMO診断とは、自分のサイトがAI検索(ChatGPTやPerplexityなど)に引用される準備ができているかを、対策の前に確認することです。この記事では、専用ツールに頼らず自分でできる6項目のチェックリストで、現状を診断する方法を解説します。

いきなり対策を始める前に、いまサイトが何点の状態なのかを把握しておくと、どこから手をつければよいかがはっきりします。LLMOの全体像はLLMOとは?AI時代の検索最適化 完全ガイドで、具体的な対策手順はLLMO対策のやり方で扱っています。本記事はその前段の「現状把握」に絞ります。

運営者はSEO検定1級・ウェブマスター検定1級・ウェブ解析士として、AIでサイト設計から記事作成・公開までを自動化する仕組みを自作し、複数の自社サイトでLLMOを内製・運用しています。その運用で最初に回す自己診断の項目を、そのまま紹介します。

LLMO診断とは何を見るものですか?

LLMO診断で見るのは、大きく分けて「AIがページを取得できるか(技術面)」と「AIが引用したくなる中身か(コンテンツ面)」の2つです。

AI検索は、ページを取得できること、内容を構造として読み取れること、引用に値する情報があること、の順に情報源を選びます。診断は、この各段階でつまずいていないかを確認する作業です。

LLMO診断は点数を競うものではなく、「次に直すべき1か所」を見つけるための現状把握です。

自分でできるLLMO診断チェックリスト(6項目)

次の6項目を上から順に確認します。上ほど土台で、ここが欠けると下の項目の効果が出ません。

#診断項目確認方法できていない場合
1AIクローラーを許可しているかrobots.txt を開き、AI検索用クローラーを拒否していないか見る許可に変更する
2構造化データ(JSON-LD)があるかページのソースに JSON-LD が出力されているか確認する記事・著者情報のJSON-LDを実装
3llms.txt を設置しているかドメイン直下に llms.txt があるか確認する主要ページをまとめたllms.txtを設置
4見出しが質問に直答しているか見出しの直後に結論が来ているか読み返す質問形見出し+結論先出しに直す
5一次情報・著者情報があるか実データ・経験・著者プロフィールがあるか確認する自分の経験や実測を核にする
6AIでの引用を観測しているか主要AIに自領域の質問を投げて記録しているか定点質問と参照元流入の記録を始める

1. AIクローラーを許可しているか(最優先)

AI検索はページを取得できて初めて引用の候補になります。まず robots.txt でAI検索用のクローラーを拒否していないかを確認します。「AIに学習されたくない」という理由で全AIクローラーを拒否していると、AI検索での引用機会もすべて失われます。クローラーごとの許可・拒否の考え方はGPTBotの許可・拒否設定で解説しています。

2〜3. 構造化データと llms.txt(技術面)

構造化データ(JSON-LD)は、記事の著者・公開日・見出し構造をAIが読み取りやすくします。llms.txt は、サイトの主要ページをAIに伝える提案仕様のファイルです。どちらも「AIが内容を構造として理解する」ための土台になります。

4〜5. 直答構造と一次情報(コンテンツ面)

見出しで問いを立て、直後に結論を書く構造は、AIが「この段落が答えだ」と抜き出しやすくします。そのうえで、引用されるかどうかを分けるのが一次情報です。どこにでもある一般論より、自分の経験・実測・独自の視点があるページのほうが、引用する理由が生まれます。引用されやすいページの条件はChatGPT・Perplexityに引用される方法で詳しく扱っています。

6. 観測しているか

LLMOは「やって終わり」にせず、実際に引用されたかを観測して初めて改善に回せます。主要AIに自分の領域の質問を定期的に投げ、引用元を記録する。この定点観測がないと、診断も対策も一度きりで止まります。

診断してくれるツールはありますか?

「LLMO診断ツール」をうたうサービスも登場していますが、AIがどの情報源を引用するかの基準は各社とも非公開の部分が多く、スコアの根拠は限定的です。診断ツールのスコアが高くても、実際にAIに引用される保証はありません。まずは本記事の6項目を自分で確認し、直せるところから直すのが確実です。

診断のあとは対策へ

診断で見つかった弱点は、そのまま対策の着手点になります。項目1〜3(技術面)が欠けているなら、まずそこを整える。4〜6(コンテンツ面・観測)が課題なら、記事の書き方と観測の仕組みを見直す——という順です。具体的な手順はLLMO対策のやり方にステップ順でまとめています。

よくある質問

LLMO診断は何を確認すればいいですか?

上から順に6項目です。(1)AIクローラーを許可しているか (2)構造化データ(JSON-LD)があるか (3)llms.txtを設置しているか (4)見出しが質問に直答しているか (5)一次情報・著者情報があるか (6)AIでの引用を観測しているか。上ほど土台で、ここが欠けると下の項目の効果が出にくくなります。

LLMO診断は専用ツールが必要ですか?

必須ではありません。robots.txt・ページのソース・ドメイン直下のllms.txtを見れば技術面は自分で確認でき、文章構造と一次情報は記事を読み返せば診断できます。LLMO診断ツールをうたうサービスもありますが、AIの引用基準は非公開部分が多く、スコアの根拠は限定的です。

LLMO診断とLLMO対策の違いは何ですか?

診断は対策の前に現状を把握する作業、対策は見つかった弱点を実際に直す作業です。診断で「クローラーは許可済みだが構造化データが無い」と分かれば、対策はJSON-LDの実装から始める、というように、診断結果が対策の着手点になります。

何から直せばいいか分からないときは?

上から順に見て、最初に「できていない」項目から直します。特にAIクローラーの許可(項目1)は土台で、ここを拒否していると他をどれだけ整えてもAI検索に引用されません。まずrobots.txtを確認するのが確実です。

LLMO診断で高評価なら必ず引用されますか?

されるとは限りません。各AIがどの情報源を選ぶかの基準は非公開の部分が多く、診断項目を満たすことは引用の確率を上げる準備にすぎません。診断・対策のあとは、実際にAIで引用されるかを定点観測しながら改善を続けるのが現実的です。

まとめ

LLMO診断は、AI検索に引用される準備ができているかを対策の前に確認する現状把握です。(1)クローラー許可 (2)構造化データ (3)llms.txt (4)直答構造 (5)一次情報 (6)観測、の6項目を上から確認し、最初に欠けている1か所を見つけます。専用ツールのスコアより、この自己診断のほうが確実です。弱点が分かったらLLMO対策のやり方で直し、全体像はLLMOとはで確認してください。

診断から対策・運用まで任せたい方へ:本サイトを運営する自動システム〈ヒトリデニ〉は、サイト設計から記事作成・公開・LLMO対応までをAIで自動化する仕組みです。サービスとしての提供は準備中で、現在は事前登録を受け付けています。詳しくはヒトリデニのトップページをご覧ください。