アフィリエイトにAIを使うとき|任せる作業と、任せない作業
三橋竜彰・
「AIで記事を量産すれば、アフィリエイトで稼げるって本当?」
「ChatGPTで書いた記事を、そのまま公開しても大丈夫なのかな……」
「AIで書いたと分かったら、検索やASPで不利にならない?」
アフィリエイトの記事をAIで書けるなら、時間をかけずに数を増やせそうに見えます。一方で、検索で評価されないのではないか、規約に反するのではないか、という不安も残ります。
先に答えを書きます。AIを使うこと自体は、Googleのガイドラインに反しません。問題になるのは、価値を足さずに大量に作ることと、確かめていない事実をそのまま出すことです。
このサイトは、記事をAIで書いて運営しています。書く作業はAIに任せていますが、事実の値は、公開の前に公式のページの文と機械で照らしています。2026年10月13日に公開済みの10本を照らし直したときは、Googleの説明が更新されていたのに、記事が古い説明のままになっていた箇所が見つかりました。
この記事で分かることは、次の3つです。
- AIを使うことについて、Googleが何と言っているか
- AIに任せる作業と、任せない作業
- 公開の前に確かめる3つ
読み終えると、AIをアフィリエイトに使うときに、どこまで任せてよいかを自分で決められます。
AIを使うこと自体は、Googleのガイドラインに反しません
AIを使ってアフィリエイトの記事を書くこと自体は、Googleのガイドラインの違反ではありません。Googleは、AIや自動化は適切に使っている限りガイドラインの違反にならず、作成方法ではなく内容が評価の対象になると説明しています。
その一方で、Googleは、AIを使ったからといってランキングで特別なメリットがあるわけではないとも書いています。
| Googleの説明 | 意味すること |
|---|---|
| 適切に使っている限り、違反にならない | AIで書いたこと自体は問題にならない |
| 作成方法ではなく内容を評価する | 人が書いても、AIが書いても、見られるのは中身 |
| AIを使っても特別なメリットはない | AIで書けば上がる、ということもない |
AIは、書く速さを変える道具であって、評価を変える道具ではありません。読まれない記事をAIで速く増やしても、読まれない記事が増えるだけです。
問題になるのは、価値を足さない大量生成と、内容の薄いアフィリエイトです
問題になるのは、AIで作ったかどうかではなく、作ったものに価値があるかどうかです。Googleは、ランキングの操作を主な目的として、AIを含む自動化でコンテンツを作ることはスパムのポリシーに反すると説明しています。
スパムのポリシーには、アフィリエイトにAIを使うときに関わる項目が2つあります。
| ポリシー | Googleの説明 |
|---|---|
| 大量生成されたコンテンツの不正使用 | ユーザーを助けるためではなく、ランキングの操作を主な目的として、大量のページを作ること。例として、生成AIツールで価値を足さずに大量のページを作ることが挙がっている |
| 内容の薄いアフィリエイト サイト | 商品の説明やレビューを販売者からそのままコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えずに、アフィリエイトのリンクを載せること |
2つに共通するのは、「価値を足していない」ことです。AIに販売者の説明を言い換えさせただけの記事は、価値を足したことになりません。
販売者の説明を写さずに、何を足せばよいかは、アフィリエイト記事の書き方|写さずに、確かめたことを足すで扱いました。
ASPの規約は、AIについての定めがあるかを使う前に確かめます
ASPを使うときは、AIで作った記事についての定めがあるかを、そのASPの規約で確かめます。ASPによって規約は違い、あとから変わることもあるからです。
たとえばバリューコマースは、公式サイトの解説で、利用規約に禁止の記載がない限りはAIを使っても問題ないと説明しています。
ただし、規約にAIの定めが無いことは、どんな記事でも載せてよいという意味ではありません。広告であることの表示や、広告主の掲載条件は、AIで書いた記事にも同じようにかかります。広告の表示の決まりは、アフィリエイトとは|仕組みと、始める前に決まっていることで整理しています。
登録の前と、記事の作り方を大きく変えるときに、その時点の規約を確かめてください。
AIに任せる作業と、任せない作業があります
AIに任せられるのは、書く作業の中でも、下書きや言い換えのように、あとから人が確かめられる作業です。事実の値を確かめる作業と、自分の経験を足す作業は、AIに任せません。
| 作業 | AIに任せるか | 理由 |
|---|---|---|
| 構成案・見出しの候補を出す | 任せる | 採るかどうかを自分で選べる |
| 文章の下書き・言い換え | 任せる | 公開の前に読み直せる |
| 事実の値(価格・条件・仕様)を確かめる | 任せない | 生成AIの出力には不正確な情報が含まれることがある |
| 商品を使った経験を書く | 任せない | AIは自分の経験を持っていない |
| 公開してよいかを決める | 任せない | 記事の責任を持つのは運営者 |
事実の値を任せない理由は、Googleも説明しています。Googleは、生成AIの出力には不正確な情報(ハルシネーション)が含まれる可能性があるとし、公開の前に手動でファクトチェックをして、正確性と信頼性を確かめることが重要だと書いています。
このサイトでは、事実の値を、公式のページにある文と機械で照らしています。照らせなかった値は、書かないか、言い方を弱めるかのどちらかです。AIに書かせることより、AIが書いた事実を照らす仕組みのほうに手間をかけています。
AIで書いた記事で、経験をどう示すかは、E-E-A-Tとは?AIで書いた記事で経験と権威性をどう示すかにまとめました。
AIで作ったことは、読者に伝えます
AIを使って作った記事は、そのことを読者に伝えます。Googleは、役に立つコンテンツの自己点検の問いとして、AIなどの自動化を使っていることを、開示などで読者に明確にしているかを挙げています。
伝え方で気をつける点は1つです。Googleは、AIの使用を読み手に伝えることは勧めていますが、著者の署名欄にAIと書くことは、その方法としてふさわしくないとしています。
このサイトでは、記事ごとの運営者の欄に、次の文を載せています。
本サイトの記事は、運営者が開発したSEO自動化システム「ヒトリデニ」を使って作成しています。公開の判断は運営者が行っています。
著者の欄はAIではなく運営者のままにし、作り方を別の文で伝える形です。
公開の前に、確かめることが3つあります
AIで書いたアフィリエイトの記事を公開する前に、次の3つを確かめます。
- 事実の値を、公式のページで確かめたか:価格・条件・仕様は、公式の文と照らす
- 自分で確かめたことを足したか:使った経験、比べた結果、確かめた日
- 広告だと分かる書き方になっているか:広告の表示と、リンクの書き方
Googleは、優れたアフィリエイトのサイトは、有意義なコンテンツや機能で新たな価値を加えていると説明しています。2つ目が、AIでは作れない部分です。
AIで記事を増やしても収益が動かないときに、どこで止まっているかの切り分けは、AIブログが稼げない理由|どこで止まっているかの切り分けで扱いました。
よくある質問
AIで書いたアフィリエイト記事は、Googleの評価で不利になりますか?
AIで書いたこと自体で不利になることはありません。Googleは、AIや自動化は適切に使っている限りガイドラインの違反にならず、作成方法ではなく内容を評価すると説明しています。ただし、AIを使ったからといって特別なメリットがあるわけでもありません。
ChatGPTで書いた記事を、そのまま公開してもいいですか?
事実の値を確かめずに、そのまま公開するのは避けます。Googleは、生成AIの出力には不正確な情報が含まれる可能性があるとし、公開の前にファクトチェックをすることが重要だと書いています。価格・条件・仕様は、公式のページの文と照らしてから公開してください。
ASPの規約で、AIで書いた記事は禁止されていますか?
ASPによって規約が違うので、使うASPの規約で確かめてください。たとえばバリューコマースは、公式サイトの解説で、利用規約に禁止の記載がない限りAIを使っても問題ないと説明しています。規約は変わることがあるので、使う前にその時点の規約を確かめます。
AIで記事を大量に作れば、アフィリエイトで稼げますか?
数を増やすだけでは稼げるとは限りません。Googleは、ランキングの操作を目的に、生成AIで価値を足さずに大量のページを作ることを、スパムのポリシーの例に挙げています。記事ごとに、自分で確かめたことや経験を足すことが前提になります。
AIで書いたことは、記事に書く必要がありますか?
読者に伝えるほうがよいと考えています。Googleは、AIなどの自動化を使っていることを、開示などで読者に明確にしているかを、自己点検の問いに挙げています。ただし、著者の署名欄にAIと書くのは、その方法としてふさわしくないとしています。
まとめ
アフィリエイトにAIを使うこと自体は、Googleのガイドラインに反しません。問題になるのは、価値を足さずに大量に作ることと、販売者の説明を言い換えただけの内容の薄いページです。
下書きや言い換えはAIに任せ、事実の値の確認と、自分の経験を足す作業は任せないでください。公開の前に、事実を公式の文と照らし、確かめたことを足し、広告だと分かる書き方になっているかを見ます。