ブログの自己紹介記事|書く5項目と、記事にしないほうがいい部分
三橋竜彰・
「自己紹介記事を書こうとしたが、何を書けばいいのか分からない」
「名前と趣味を並べたら、誰が読むのか分からない記事になった」
自己紹介記事は、ブログを始めて最初のほうに書くことが多い記事です。それなのに、何のための記事なのかが決まらないまま書かれがちです。
自己紹介記事を読むのは、ほかの記事を読んで「この人は誰か」を確かめに来た人です。そのため、書く項目はその人が確かめたいことから決まります。
この記事では、次の順で整理します。
- 自己紹介記事を誰が、いつ読むのか
- 書く5項目と、書かなくていいこと
- 肩書や資格のように変わる情報を、記事ではなくプロフィールに置く理由
- 運営者が実際にどう分けているか
読み終えると、自己紹介記事に何を書いて、何を別の場所に置くかを決められます。
自己紹介記事は、ほかの記事を読んだ人が開く
自己紹介記事は、検索から最初に読まれる記事ではありません。多くの場合、ほかの記事を読んだ人が、書いた人を確かめるために開きます。
たとえば、料理のレシピを調べていて、作り方の記事に行き着いたとします。手順が細かく書いてあるほど、「この人は普段から料理をしている人なのか」が気になりますよね。そこで書いた人の紹介を開く、という流れです。
この読者は、自己紹介を楽しみに来たわけではありません。さっき読んだ記事を信じてよいかを決めに来ています。
そのため、自己紹介記事に書く順番は「書いた人が言いたいこと」ではなく、「読む人が判断に使うこと」から並べます。
自己紹介記事に書く5項目
自己紹介記事に書く項目は5つです。
- 何のブログか(何について書いているか)
- 誰に向けているか(どんな人の、どんな疑問に答えるか)
- 書いている人と、その主題との関わり
- その主題で、実際に何をしてきたか
- 連絡先と、ほかの発信先
1と2は、ブログの紹介です。自己紹介記事を開いた人の中には、記事を1本読んだだけで、ブログ全体が何について書いているのかを知らない人もいます。そこで、最初にブログの範囲を言っておきます。
3と4が、自己紹介の中心です。読む人が知りたいのは経歴の全体ではなく、その主題について書く理由がある人かどうかです。
5は、読んだ人が次に行く場所です。SNSやほかのサイトで発信しているなら、ここに並べます。
ポイント
5項目のうち、先に書くのは1と2です。ブログの範囲が決まると、3と4に何を書くかが絞れます。範囲の決め方はブログの始め方と、最初の記事に何を書くかで扱っています。
経験は「肩書」より「何をしたか」で書く
経験の項目は、肩書を並べるより、何をしたかを書くほうが読む人の判断に使われます。肩書だけでは、その人がその主題で何をしてきたのかが分からないからです。
たとえば「料理が好きです」と書くより、「平日の夕食を5年間、ほぼ毎日作っています」と書くほうが、レシピ記事を信じてよいかを決めやすくなります。
資格を持っているなら、資格名だけでなく、発行元が公開している確認用のページへのリンクを添えてください。ただし、資格を確認できるページがある場合に限ります。リンクがあれば、読む人がその場で本物かどうかを確かめられます。
うまくいかなかったことも、経験に含めてかまいません。どこで失敗して、どう直したかは、その人にしか書けない情報です。経験を記事の中でどう示すかはE-E-A-Tで経験をどう示すかで整理しています。
書かなくていいこと
自己紹介記事に書かなくていいことは、3つあります。
- 主題と関係のない趣味や好みの羅列
- 住んでいる地域・勤務先・家族構成など、本人を特定できる情報
- これから書く予定の記事の一覧
1つ目は、読む人の判断に使われません。書くなら、主題とつながる1つだけにします。
2つ目は、一度公開すると取り消すのが難しい情報です。主題に必要でなければ書かないでください。
3つ目は、予定が変わったときに、記事のほうが古くなります。
注意
名前は、本名でもペンネームでもかまいません。ただし、ブログ・SNS・ほかのサイトで同じ名前を使ってください。名前がばらばらだと、読む人も検索エンジンも、同じ人だと結びつけにくくなります。
変わる情報は、記事ではなくプロフィールに置く
自己紹介の中身は、2種類に分かれます。
| 種類 | 例 | 置く場所 |
|---|---|---|
| 書いた時点の話 | ブログを始めた理由・始めたときの状況 | 自己紹介記事 |
| あとで変わる情報 | 肩書・資格・経験年数・発信先 | プロフィール(固定のページ) |
あとで変わる情報を記事に書くと、記事のほうが古くなります。記事は公開した日付で一覧に並ぶので、新しい記事が増えるほど、自己紹介記事は見つけにくい場所に下がっていきます。そのため、直し忘れた古い肩書が、読まれにくい場所に残り続けます。
プロフィールを固定のページにすると、この問題が起きません。固定のページは日付で並ばないので、いつでも同じ場所にあります。ブログの多くの仕組みには、記事とは別に固定のページを作る機能があります。
自己紹介記事を書くなら、記事には「なぜこのブログを始めたか」のような書いた時点の話を残してください。変わる情報はプロフィールに書き、記事からはプロフィールへリンクします。
運営者が実際に分けている形
このサイトでは、運営者の紹介を記事にしていません。運営者のプロフィールを固定のページに置き、すべての記事の末尾にある運営者欄から、そのページへ移れるようにしています。
分けている内容は次のとおりです。
| 場所 | 載せているもの |
|---|---|
| 各記事の末尾の運営者欄 | 写真・名前・肩書・短い紹介文・保有資格(各資格の確認用ページへのリンク)・プロフィールへのリンク・note へのリンク |
| プロフィールのページ | 上の内容に加えて、noteの記事・運営しているサイトの一覧・開発の記録への入口 |
運営者欄とプロフィールは、同じ元のデータから表示しています。2026年9月に資格が1つ増えたときも、直したのは元のデータを置いたファイル1つだけでした。すべての記事の運営者欄と、プロフィールのページに、同じ内容がそろって出ています。自己紹介記事に資格を書いていたら、その記事も別に直す必要がありました。
運営者は、このサイトのほかにも複数のサイトを運営しています。それぞれのサイトに同じ人のプロフィールを置き、構造化データ(検索エンジン向けの説明書き)で互いに結びつけています。名前と肩書も同じ元のデータから出しているので、ページごとに表記がずれません。複数の場所で同じ人だと示す仕組みは、エンティティSEOとは|AIに「同じ人・同じ組織」と認識させる実装で実装として公開しています。
書き終えたら、どこから開けるかを決める
自己紹介記事もプロフィールも、書いただけでは読まれません。読む人が開けるのは、ほかの記事から移れる場所にあるときだけだからです。
置き場所の候補は3つあります。
- 各記事の末尾(読み終えた人が、書いた人を確かめる位置)
- サイトのメニュー(どのページからでも開ける位置)
- プロフィールから自己紹介記事へのリンク(始めた理由まで読みたい人のため)
1を優先してください。書いた人を確かめたくなるのは、記事を読み終えたときだからです。
記事1本の組み立て方の全体は、ブログの書き方|書く前に決める3つと組み立てで扱っています。
よくある質問
ブログの自己紹介記事には何を書けばいいですか?
何のブログか、誰に向けているか、書いている人とその主題との関わり、その主題で実際に何をしてきたか、連絡先とほかの発信先、の5つです。自己紹介記事を開くのは、ほかの記事を読んで書いた人を確かめに来た人なので、その人が判断に使う順に並べます。
自己紹介記事は、ブログを始めて最初に書くべきですか?
最初に書いてもかまいませんが、何本か記事を書いてからのほうが書きやすくなります。自己紹介記事を読むのは、ほかの記事を読んだ人だからです。何について書くブログなのかが記事で見えてから書くと、主題との関わりの項目を具体的に書けます。
自己紹介記事とプロフィールページは、両方要りますか?
変わる情報を置く場所として、プロフィールは用意してください。肩書・資格・経験年数・発信先は、記事に書くと古くなっても気づかれにくいためです。自己紹介記事は、ブログを始めた理由のような書いた時点の話を残したいときに書きます。両方を作るなら、互いにリンクしておきます。
本名を出さないと、信頼されませんか?
本名でなくても、ペンネームを決めて、ブログ・SNS・ほかのサイトで同じ名前を使えば、同じ人の発信だと分かります。読む人が判断に使うのは、名前よりも、その主題で何をしてきたかのほうです。住んでいる地域や勤務先など、本人を特定できる情報は、主題に必要でなければ書かないでください。
自己紹介記事に趣味を書いてもいいですか?
書いてかまいませんが、主題とつながるものを1つに絞ってください。主題と関係のない趣味を並べても、読む人が記事を信じてよいかを決める材料にはなりません。たとえば料理のブログなら、食べ歩きや器集めのように、料理の記事に生きる趣味を選びます。
まとめ
ブログの自己紹介記事を読むのは、ほかの記事を読んで「この人は誰か」を確かめに来た人です。
書く項目は5つです。何のブログか・誰に向けているか・主題との関わり・実際にしてきたこと・ほかの発信先を、読む人が判断に使う順に並べます。
肩書・資格・経験年数のように変わる情報は、記事ではなく固定のプロフィールに置いてください。記事には、ブログを始めた理由のような書いた時点の話を残します。
まずは、次に書く1本の末尾から、プロフィールへ移れるようにするところから始めてみてください。