ヒトリデニ

ブログ/SEO自動化

ワードプレスにアフィリエイト広告を貼る|確かめる順番

三橋竜彰・

「ASPの広告コードを、ワードプレスの記事に貼ったのに、広告が出ない」

「貼ったコードが、そのまま文字で表示されてしまった」

「rel の属性を足していいのか、コードを書き換えたと言われないか不安」

ワードプレスの記事に、アフィリエイトの広告を貼る段階で迷った方に向けた記事です。

先に答えを書きます。ワードプレスでは、ASPの広告コードを「カスタムHTML」ブロックに、書き換えずに貼ります。 ただし、運営会社のサービスであるWordPress.comは、プランによって貼れるタグが決まっています。

この記事では、運営者のシステムが2026年10月20日に開いた、ASPとWordPress、Googleの公式ページの記載をもとに、次の3つを整理します。

ワードプレスと無料ブログの比較や、始め方の手順は、ここでは扱いません。違いは無料ブログはどこまで無料か|選ぶ前に見る5つの軸と、ブログをワードプレスで作る前に|自分の側に移る4つの仕事で扱っています。広告リンクの仕組みと貼り方の一般論は、アフィリエイトリンクとは|誰の紹介かを見分ける仕組みと貼り方にまとめました。

WordPress.comは、プランで広告を貼れる範囲が違います

広告コードを貼れるかは、ワードプレスの種類とプランで変わります。運営会社のサービスであるWordPress.comは、貼れるタグに決まりがあります。自分でサーバーを借りて入れるワードプレスとの違いは、ブログをワードプレスで作る前に|自分の側に移る4つの仕事で扱っています。

WordPress.comのヘルプによると、カスタムHTMLブロックでは、すべてのプランで使えるHTMLタグの一覧があります。一方、iframe、script、style、form、embed、objectなどのタグは、ホスティング機能が有効化された有料プランが必要です。無料プランでは、カスタムHTMLブロックは、制限付きタグを受け入れません。

WordPress.comのプラン広告コードを貼るときの目安
無料プランなど使えるタグが限られる。scriptなどを含むコードは、有料プランが必要になる
有料プランプラグインとカスタムテーマをインストールできる

WordPress.comは、アフィリエイトを使えるかも、規約で決めています。ブログの主目的がオリジナルのコンテンツを作成することで、広告のコードがサポート対象である限り、アフィリエイトマーケティングを利用できると書いています。アフィリエイトリンクにトラフィックを転送することを主な目的とするサイトは、許可されません。

広告コードを貼る前に、使っているワードプレスの種類と、プランの制限を確かめます。

無料ブログについては、A8.netのヘルプが、ブログサービスの中には、アフィリエイト広告の掲載を禁止しているものもあると書いています。

ASPの広告コードは、「カスタムHTML」ブロックに貼ります

広告コードを貼る場所は、カスタムHTMLブロックです。A8.netのA8キャンパスは、ワードプレスのクラシックエディタなら「テキスト」のモードにしてから広告素材を貼り付けると、広告が反映される可能性があると説明しています。ブロックエディタの場合は、「カスタムHTMLブロック」です。

カスタムHTMLブロックの追加は、新しい段落ブロックに /html と入力してEnterキーを押すと、すばやくできる、というのがWordPressの公式ヘルプの説明です。

貼る場所を間違えた場合、コードが文字のまま表示されるのかもしれません。もしもアフィリエイトのガイドには、アフィリエイト広告は【ソース】と呼ばれるHTMLコードを貼り付けるため、通常のブログ編集では、HTMLとしてきちんと認識されない場合がある、という説明があります。A8.netのヘルプも同じ向きで、リンクコードは、HTMLソースの編集画面内に貼り付ける必要がある、と書いています。

保存のときの注意点は、A8.netのヘルプにある次の説明です。ホームページ作成ソフトやブログの種類によっては、ファイル保存時に自動的にコードが書き換わってしまう場合がある、とのこと。貼ったあとは、保存して、表示を確かめてください。

旧エディター(クラシック)へ切り替える場合は、Classic Editorプラグインをサイトにインストールして有効化する、とWordPressの公式ヘルプにある通りです。

なお、A8.netの掲載手順の画像はWordPressが例ですが、貼り付け方はサービスによって異なるため、各サービスに問い合わせるよう書かれています。ASPごとの手順は、ASPの管理画面で確かめるのが確実です。

貼ったコードは書き換えません。ただし、属性の追加は改変としていません

広告リンクのコードは、書き換えないのが基本です。「書き換え禁止」の考え方は、アフィリエイトリンクとは|誰の紹介かを見分ける仕組みと貼り方に書きました。

ここで、A8.netが、aタグの属性の追加を、書き換えと分けて扱っている点を足します。A8キャンパスは、メディア会員の判断で、aタグの一部の属性を追加することについて、「広告リンクコードの改変行為には当たらない」と判断しています。

ただし、A8.netのスタッフブログ(2019年9月付)は、属性を追加することは「改変にはあたらない」という認識であるものの、A8.netにてサポートができないケースがあるので、あらかじめ了承してほしいと書いています。

つまり、属性を足すなら、自分で責任を持つ前提です。ASPごとに扱いが違う可能性があるため、利用するASPのヘルプを確かめます。

rel は、エディターの設定とASPのコードを見比べて決めます

広告リンクには、rel属性で、広告だと伝えます。ワードプレスの画面とASPのコードを、見比べて決めます。

Googleは、リンクに関して何かの形で支払いを受け取っている場合は、sponsoredまたはnofollowでリンクを修飾するよう案内しています。Googleの注記では、nofollow属性は、このタイプのリンクに対して以前に推奨されていた属性で、今もリンクのマークアップに使用できますが、現在はsponsoredが推奨されています。

広告目的のリンクは、rel="nofollow"属性やrel="sponsored"属性をaタグに設定している限り、Googleポリシーに対する違反にはなりません。Googleの2019年のブログも、sponsoredの使用をおすすめしているものの、どちらでも問題ないとしています。

ワードプレス側の設定は、次のとおりです。

運営者のシステムが確かめた範囲では、ワードプレスの画面でsponsoredを設定できるかは、公式ドキュメントに見つかりませんでした。実際の画面では確かめていません。ASPのコードにすでにnofollowが入っているかを、まず見ます。

rel の書き方の一般論は、アフィリエイト記事の書き方|写さずに、確かめたことを足すでも触れています。

プラグインを入れる前に、互換性と問い合わせ先を確かめます

広告の管理や表示を、プラグインで補う人もいます。入れる前に、確かめることが2つあります。

WordPressの公式ヘルプによると、WordPressコアの最新のアップデート以降でプラグインが更新されていない場合、互換性がないか、互換性が不明である可能性があります。現在のバージョンと互換性のないプラグインを入れたり、信頼できないソースから入れたりすると、サイトが危険にさらされる可能性もある、という注意も書かれています。

もう1つは、ASPのサポートの範囲です。バリューコマースのLinkSwitchのページは、WordPressのアップデート状況や、一部使用するテーマ・プラグインにより、LinkSwitchが正常に機能しない場合があると案内しています。テーマ・プラグインに関する問い合わせは、サポート対象外とも書いています。

広告が出ないときに、ASPに聞いても、テーマやプラグインの側の原因は、サポートの対象外になることがあります。切り分けるときは、プラグインを一時的に外して確かめるなど、自分で試せる範囲を先に決めます。

公開したら、広告の表記と動作を自分で確かめます

広告を貼ったら、公開してから確かめることが2つあります。広告だと分かる表記と、広告の動作です。

広告だと分かる表記

消費者庁のQ&Aは、アフィリエイトサイトの冒頭に「このサイトはアフィリエイト広告を利用しています。」等と記載がされていても、文字のサイズや色なども踏まえ、一般消費者にとって「事業者の表示」であることが明瞭となっている必要がある、という考え方です。冒頭に一文を書くだけでは、足りない場合も考えられます。

A8.netは、2023年8月末から、全メディア会員に、広告を掲載している運営サイト・メディア内に「PR」等の表記を要請しています。アクセストレードの案内には、表記修正の依頼に対応しない場合、提携解除となる場合もある、との記載があります。広告表記の一般論は、アフィリエイトとは|仕組みと、始める前に決まっていることで扱いました。

Amazonアソシエイトの場合

Amazonアソシエイトは、決まった文言の明示が必須です。規約には、「Amazonのアソシエイトとして、[乙の名称を挿入]は適格販売により収入を得ています。」または規約に基づき事前に許可された内容と実質的に同じ文言を、目立つように明示しなければならない、とあります。

動作の確認

バリューコマースのガイドが勧めているのは、記事を公開したら、貼った広告を自分でクリックして、広告主サイトのページが表示されるか確認することです。

Googleのユーザー第一のコンテンツの自己点検には、他のソースを参考にしたコンテンツが、単なるコピーや書き換えではなく、付加価値とオリジナリティを十分に示しているか、という問いがあります。広告を貼ることと、記事の中身は別の話です。

よくある質問

広告コードを貼ると、文字のまま表示されます。どうすればいいですか?

貼る場所を確かめます。もしもアフィリエイトのガイドは、広告コードは通常のブログ編集ではHTMLとして認識されない場合があると書いています。ブロックエディタでは、カスタムHTMLブロックに貼ります。

WordPress.comの無料プランでも、広告を貼れますか?

WordPress.comのヘルプでは、無料プランのカスタムHTMLブロックは制限付きタグを受け入れず、iframeやscriptなどのタグは有料プランが必要と書かれています。使う広告コードのタグを確かめてください。

広告コードにrelを足しても、書き換えになりませんか?

A8.netは、aタグの一部の属性の追加を改変行為には当たらないと判断しています。ただし、サポートができないケースがあると書いているため、利用するASPのヘルプで確かめてください。

nofollowとsponsoredは、どちらを付けるべきですか?

Googleは、支払いを受け取るリンクは、sponsoredまたはnofollowで修飾するよう案内しています。現在はsponsoredが推奨されていますが、どちらでも問題ないとも書いています。

広告が出ないとき、ASPに問い合わせれば解決しますか?

テーマやプラグインに関する問い合わせは、サポート対象外とするASPがあります。バリューコマースのLinkSwitchのページがその例です。プラグインを外して確かめるなど、自分で試せる範囲を先に決めます。

まとめ

ワードプレスにアフィリエイト広告を貼るときは、使っているワードプレスの種類とプランを確かめ、ASPの広告コードをカスタムHTMLブロックに、書き換えずに貼ります。rel属性は、Googleの案内とASPのコードを見比べて決めます。

プラグインを入れる前には、互換性とASPの問い合わせの範囲を確かめ、公開したあとは、広告の表記と動作を自分で確かめます。貼ってから確かめる手間を惜しまないのが、広告が出ない、表記が足りないという事態を避ける近道です。