ブログのおすすめサーバーは?名前より先に確かめる4つのこと
三橋竜彰・
「ブログのサーバーは、どこがおすすめなのか知りたい」
「会社がたくさんあって、何を見て選べばいいのか分からない」
「安いところを選んで、あとで困ることはある?」
ブログを自分でWordPressで作ろうとして、サーバー選びで止まっている方に向けた記事です。
先に答えを書きます。会社の名前より先に、WordPressの公式が挙げる必須要件を満たしているかを確かめます。 要件は4つで、PHPのバージョン、データベースのバージョン、HTTPS、Webサーバーの種類です。WordPress.orgは、契約中または検討中の会社へそのまま送れる確認の文も用意しています。
この記事では、運営者のシステムが2026年10月25日に開いたWordPress.org・PHP公式・A8.netのページの記載をもとに、契約の前に確かめることを整理します。会社名のおすすめ順は載せません。理由は、記事の最後に書きます。
この記事で分かることは、次の3つです。
- ブログにサーバーが要る場合と、要らない場合
- WordPress公式が挙げる4つの要件
- 古い版のまま使うときの注意と、契約の前に確かめる4つのこと
読み終えると、会社を比べるときの物差しを、自分で持てます。
サーバーが要るのは、自分でWordPressなどを用意するときです
サーバーとは、サイトを閲覧できる状態に置いておくための場所です。A8.netの公式ページは、インターネット上でサイトやメールを閲覧できる状態にするためには、サーバーが必要だと書いています。
ただし、ブログの置き場所によって、サーバーが要るかどうかが変わります。
| 置き場所 | サーバーの契約 |
|---|---|
| 無料ブログ | 要らない(サービスの中に場所を借りる形) |
| 自分で用意するブログ(WordPressなど) | 要る |
A8.netの公式ページは、WordPressなど個人でサイトを作る場合は、サーバーの構築や管理を事業者に任せられるレンタルサーバーを利用するのがよい、と案内しています。一方で、最初は費用や手間をかけたくない初心者には、無料ブログサービスから始めるとよい、とも書いています。
無料ブログの選び方は、無料ブログはどこまで無料か|選ぶ前に見る5つの軸で扱いました。自分で用意する場合に何が自分の側に移るかは、ブログをワードプレスで作る前に|自分の側に移る4つの仕事にまとめています。
サーバーを選ぶ必要があるのは、自分でWordPressなどを用意すると決めたときです。名前で選ぶ前に、WordPress公式の4つの要件を見ます
おすすめのサーバーを探すとき、会社名のランキングから入る人は多いです。そこで、先に物差しを持ちます。WordPress.orgは、WordPressを実行するために、サーバーが次をサポートしていることを推奨しています。
| 要件 | WordPress.orgの書き方 | 契約前の確かめ方 |
|---|---|---|
| PHP | PHP 8.3 以上 | 会社の案内か、申し込み画面で選べるバージョンを見る |
| データベース | MariaDB バージョン 10.11 以上、または MySQL バージョン 8.0 以上 | 会社の仕様の案内で見る |
| Webサーバー | Nginx または mod_rewrite モジュールありの Apache | 会社の仕様の案内で見る |
| 暗号化 | HTTPS 対応 | 独自SSLの案内があるかを見る |
確かめ方の列は、公式ページに書かれていない運営者の整理です。どの画面に書いてあるかは、会社によって違います。
料金の安さや、有名かどうかより先に、この4つを満たす契約かどうかを確かめます。会社へ、そのまま送れる確認の文があります
契約の前に、4つの要件を満たしているかを会社に聞くときは、自分で文を考えなくて構いません。WordPress.orgは、サーバーがWordPressを実行できる状態か分からない場合は、案内の文をコピーして、サーバー会社へそのまま送るよう案内しています。
その文は、次の4点を確かめる内容です。
- PHP 8.3 以上
- MariaDB バージョン 10.11 以上、または MySQL バージョン 8.0 以上
- Nginx または mod_rewrite モジュールありの Apache
- HTTPS 対応
すでにサーバーを契約している場合も、同じ4点で、いまの契約が要件に届いているかを確かめられます。
古い版でも動きます。ただし、動くことと安全なことは別です
WordPress.orgは、WordPressはPHP 7.4 以上および MySQL 5.5.5 以上でも動作する、と書いています。そのうえで、これらの版は公式のサポートが終了していて、サイトがセキュリティの脆弱性にさらされる可能性があり、アップグレードを強く推奨するという説明です。
PHPの公式ページには、サポートの仕組みが書かれています。各版は、公開から2年間は通常のサポートを受けます。その後の2年間は、重大なセキュリティの修正だけです。4年のサポートが終わった版は、終了扱いとなり、サポートの対象から外れます。
つまり、PHPの版には寿命があるのです。契約した時点で新しい版でも、数年たてば、同じ契約が古い版のままになることがあります。
運営者の見方では、サーバー選びで見るのは、いまの版だけでは足りません。版を自分で選べるか、古くなったときに切り替えられるかも見ておくと、あとで困りにくいです。この点は公式ページに書かれていない運営者の考えで、会社ごとの対応は、会社の案内で確かめる必要があります。
契約の前に確かめる4つのこと
ここまでを、契約の前に確かめる4つにまとめます。
- 4つの要件:PHP、データベース、Webサーバー、HTTPS。公式の確認の文で、会社に聞く
- PHPの版を選べるか:古くなったとき、切り替えられるかを見る
- 契約期間ごとの料金と、更新のときの料金:初回の料金だけでなく、続くときの料金を、会社の料金ページで確かめる
- バックアップと、困ったときの連絡先:自動のバックアップがあるか、保存される期間はどれくらいか、どこへ聞けるかを、会社の案内で確かめる
3つ目と4つ目は、公式ページに書かれた基準ではなく、運営者が確認の項目として挙げたものです。会社ごとに内容が違うため、数字や条件は、契約する日に各社のページで確かめてください。
独自ドメインとサーバーは、セットで考えます。ドメインの決め方は、ブログに独自ドメインは要る?決め方と、変えにくい理由で扱いました。
サーバーを決めたあとは、見た目を決めるテーマの選び方が次の作業です。ブログのテーマの選び方|WordPressで決める前に確かめる5つにまとめています。
この記事に、会社名のおすすめ順を載せない理由
この記事では、会社名のおすすめ順を載せていません。理由は2つあります。
1つ目は、料金やプランの内容が、会社ごとに変わるためです。ランキングは、書いた日から古くなります。2つ目は、おすすめの順位は、書く人の基準で変わるためです。同じ会社でも、必要な要件が違えば、向き不向きが変わります。
そのため、この記事は、会社を選ぶ前の物差しを渡すことに絞りました。会社を比べるときは、上の4つを、同じ質問で各社に当ててください。
よくある質問
ブログのおすすめサーバーはどこですか?
この記事では、会社名のおすすめ順は載せていません。料金や内容が会社ごとに変わるためです。代わりに、WordPress.orgが挙げる要件(PHP 8.3 以上、MariaDB 10.11 以上または MySQL 8.0 以上、HTTPS対応、Nginx または mod_rewrite ありの Apache)を満たすかを、契約の前に確かめてください。
安いサーバーを選ぶと、あとで困りますか?
価格だけでは判断できません。まず、要件を満たしているか、PHPの版を選べるか、更新のときの料金がどうなるかを、会社のページで確かめます。安くても要件を満たしていれば、WordPressは動きます。
無料ブログなら、サーバーの契約は要りませんか?
要りません。無料ブログは、サービスの中に場所を借りる形だからです。A8.netの公式ページも、費用や手間をかけたくない初心者には、無料ブログサービスから始めるとよいと書いています。
PHPのバージョンが古いと、何が起きますか?
WordPress.orgは、PHP 7.4 以上でも WordPress は動作するものの、公式のサポートが終了しているため、サイトがセキュリティの脆弱性にさらされる可能性があると説明しています。PHPの公式ページによると、各版は公開から4年でサポートが終わります。
いまの契約が要件を満たしているか、どう確かめますか?
WordPress.orgが用意している確認の文を、サーバー会社へそのまま送ります。文は、PHP 8.3 以上、MariaDB 10.11 以上または MySQL 8.0 以上、Nginx または mod_rewrite ありの Apache、HTTPS 対応の4点を確かめる内容です。
まとめ
ブログのサーバーは、自分でWordPressなどを用意するときに選びます。無料ブログなら、サーバーの契約は要りません。
会社の名前より先に、WordPress.orgが挙げる4つの要件(PHP 8.3 以上、MariaDB 10.11 以上または MySQL 8.0 以上、Nginx または mod_rewrite ありの Apache、HTTPS)を満たしているかを確かめます。古い版は動いても、公式のサポートが終わっていて、脆弱性にさらされる可能性があります。契約の前に、公式の確認の文を会社へ送り、PHPの版を選べるか、更新のときの料金、バックアップを、各社のページで確かめてください。